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    鶴見緑地公園で違法駐車の取り締まり 周辺に駐車スペースなし

    2017年9月29日

     
     
     

     大阪府下の鶴見緑地公園付近で駐車違反の一斉取り締まりが実施された。トラックやトレーラなどの大型車両が慢性的に駐車違反を繰り返していたためだが、周囲には駐車スペースがなく、ドライバーらが仮眠や待機ができないという背景もある。運送事業者では国などの行政に「駐車スペースの確保」を訴えているものの、問題の解決には至っていない。
     8月30日早朝、大阪府警鶴見署は鶴見緑地公園付近の市道で、違法駐車の一斉取り締まりを実施した。トラックやトレーラなど約20台のうち、7台のドライバーに反則切符を交付した。
     最近、トラックやトレーラなどが同市道で駐車していることが多く、ドライバーらは仮眠や搬出入での待機をしていたという。大阪府警はこれまで、何度となく警告を続けていたが、改善が見られないために取り締まりとなった。


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     運送会社やドライバーからは、さまざまな意見や反応が寄せられている。堺市に本社を構え、同社の車両も待機時間などで利用すると言う運送A社は「ドライバーは近くに住宅がないということもあって、この道路で停車して待機している。この付近のほかはトラックやトレーラなどの大型車両が駐車できるところが少ない。地元運送会社はもちろん、多方面からの長距離ドライバーが仮眠・休憩を取っている」と話す。
     また、A社は「国交省も待機時間の解消に取り組んでいるものの、荷主が長時間待たせることや長距離運行での時間調整が大きな問題。待機をさせないことも重要で、トラック輸送では環境整備があまりにも整っていない。トラックステーションや駐車場なども満車のことが多く、コンビニなどでも大型車が停車できるスペースが非常に少ない。都道府県などはトラックの仮眠・休憩場所の整備を本格的に考えて欲しい。こういった場所を整備すれば路上での待機・仮眠は大幅に減少する」と荷主や自治体などに対応を訴えている。
     また、堺市で食品輸送を手掛け長距離運行なども行う運送B社では「最近は地域住民などの苦情に敏感になっている。荷主も自社倉庫や搬出入施設付近などでの待機・仮眠を非常に嫌がり、車両を停車できるような道路で待機・仮眠を行う。大阪府内だけでなく他の地域でも、今回のような1キロに及ぶ列を作ってトラックやトレーラが路上駐車している」と指摘。「工場地帯などは交通量も少ないが、大阪市内などの中心部では工場地帯がなく、こういった大きな公園付近の道路などで仮眠・待機するしかない。取り締まりが本格的になれば、ドライバーは仮眠も待機もできない。待機時間に対しては料金請求を徹底する厳しい制度を設けなければダメだろう。待機時間が減少・解消すれば、路上駐車は軽減できる」と話す。
     いまや荷主による待機時間は大きな社会問題となっている。待機させることでドライバーの労働時間の増加や過労運転などにもつながるため、国や行政、荷主、団体、運送会社が協力してトラックドライバーへの環境作りが必要だ。

     
     
     
     
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