先般開催された北九州マラソン２０２４において、福岡県トラック協会北九州支部八幡分会に所属する運送社長５人がエントリー。全員が４２.１９５キロを走りぬいた。

フルマラソン完走の快挙を成し遂げたのは、大村秀三（さつき運送）・大宅秀順（日之出運輸）・寺坂勝善（太平運輸）・小山貴司（小山）・平川隼大（大安）の各氏。

（左から）竹田・宮原・大村・大宅・寺坂・小山・平川（敬称略）

５人は４０～５０代の親しき運送社長仲間。スポーツバラエティ番組「ＳＡＳＵＫＥ」オールスターズの一人、竹田敏浩氏が代表を務めるパーソナルトレーニングジムＡｎｊｕの会員でもある。

２０１９年、同マラソンに５人で初挑戦したが、大宅氏と平川氏が無念のリタイア。５年の時を経ての再挑戦、火付け役を買って出たのは寺坂氏だ。ともにトレーニングを積み、今回は竹田・宮原萌トレーナーと一緒に７人で出場した。

２０キロ地点までは竹田トレーナーが未完走コンビをサポート。そこからは体力、精神力との勝負だ。「一人ならリタイアしていたかもしれない。仲間がいたから完走できた」と振り返る平川氏。足の痛みをこらえ、制限時間内の５時間５７分２４秒で大宅氏とともに感動のフィニッシュ。念願の完走メダルを手に入れ満面の笑みを浮かべた。

「（社員には）きちんと準備して頑張れば達成できることを示せたのでは」。昨年は富士山登頂も果たした５人。次はどんな挑戦をするのか、新たな共通目標を模索中だ。