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ブログ・上西 一美
第170回: 「時速30km守る」だけでは事故防げない
2026年10月15日New!!
日本事故防止推進機構(JAPPA)の上西です。生活道路の法定速度が時速30kmに引き下げられてから、1か月が経ちました。しかし、速度を守れば事故がなくなるかといえば、そう単純な話ではありません。大切なのは、時速30kmを上限としたうえで、危険な場所ではさらに速度を落とすことです。
速度を抑えることは、事故の被害を軽減するために欠かせませんが、30km以下なら安全という意味ではありません。特に注意したいのが、信号のない交差点です。一時停止の標識があれば、停止線の手前で確実に止まり、左右の安全を確認します。停止線から見通せない場合は、徐行して確認できる位置まで進み、必要に応じて再び停止することが重要です。
一方、一時停止の標識がない交差点では、「自分の側が優先だから」と速度を落とさず進入してしまうことがあります。しかし、一時停止義務がないことと、徐行義務がないことは別です。左右の見通しがきかない交差点では、一部の場合を除き、徐行が義務づけられています。
生活道路を渋滞の抜け道として使うときは、先を急ぐ気持ちから、減速や確認が不十分になりがちです。だからこそ、運転指導では「時速30kmを守る」で終わらせず、「どこで、どこまで速度を落とすか」を具体的に伝える必要があります。
見通しの悪い交差点では、手前から減速し、構えブレーキで徐行する。この行動を習慣にすることが、出会い頭の事故を防ぎ、地域の人たちの命を守ることにつながります。
※本記事の無断転載・複製・再配布、および内容を要約・再構成して公開する行為を禁じます。
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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