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    道東自動車道・白糠IC開通 物流効率化など好影響

    2015年8月4日

     
     
     

     北海道を東西に貫く唯一の高速道路・道東自動車道は今年3月末に白糠ICが開通し、釧路管内に初めて高速道路が到達した。これにより、道東方面で物流ルートの変更や輸送時間の短縮、物流効率化といった好影響が一部に現れている。
     道開発局の岡部和憲局長は6月10日に開いた会見で、物流関係者に行ったヒアリング結果を紹介。道東でコンテナ輸送を展開する物流事業者は「これまでは国道のトンネルが小さかったため、背高コンテナ積載のトレーラが走行できなかったが、道東道経由で問題が解消した。十勝圏の荷主に、釧路港利用での本州輸送を積極的に営業出来るようになった」としており、同じく木材チップ輸送を展開する事業者は「道東道を利用し、これまでより輸送時間が片道30分以上短縮された。今年度予定されている阿寒ICまでの開通が実現すれば、輸送時間が更に20分短縮されると見込まれ、今後の延伸を期待する」と答えた。


     岡部局長は「道東方面の物流に新しい動きが出てきており、更に道東方面の産業に新しい動きが出てくることを期待したい。このような効果を地域でさらに出していくため、道東道の延伸、あるいは道内の他地域での道路建設を鋭意進めて、道内の観光、物流、医療などに役に立つ整備を重点的に進めていきたい」と語った。

     
     
     
     

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