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    女性の運送社長が語る 女性雇用の難しさ

    2015年10月22日

     
     
     

     「本音を言うと、女性ドライバーの雇用は難しい」と語るのは、神奈川県に拠点を構える運送会社の女性社長。
     同社長自身が若い頃からトラックに乗っており、トラガールの先駆けともいえる。自身のドライバー時代の経験や経営者としての経験を踏まえた上で、「女性ドライバーの活用には壁が多い」と語る。
     特に問題となるのが、仕事の効率性だ。体力的な面では、男女で差が出てしまうことは避けられない。仕事の効率が悪ければ、稼ぎも少なくなってしまう。「昔からダンプや海コンでは女性が活躍しているが、一般貨物では荷役の問題がつきまとう」と指摘する。


     また、「男性中心の会社に女性社員が入ることで、社員の人間関係に歪みが生じるリスクもある」という。同社では過去に何度か女性ドライバーを雇用しているが、いずれの場合も同僚社員や客先との間でトラブルが起き、退職している。
     こうした経験から同社長は、「女性だからといって拒否はしないが、積極的な採用もしていない」という。女性ドライバーの活躍には労働環境以外の面でも障害が少なくないようだ。

     
     
     
     

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