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物流ニュース
キリングループロジ 中期経営計画「最適なキリン品質を」
2016年3月8日
キリングループロジスティクス(加藤元社長、東京都中野区)は1月19日、記者会見を開き、2018年までの3か年中期経営計画を発表した。
2013年から2015年までの3か年計画として「筋肉質で競争力のある会社への再生」を目的に取り組みを進め、今期の売り上げは前年比103.7%の642億円を計上した。「成長軌道を自ら描く」をスローガンにスタートする2018年までの3か年中期経営計画では、2016年656億円、2017年676億円、2018年695億円の売り上げを目指す。
また、持続的な成長のため、外販の拡大を視野に展開していく。そのため、加藤社長が重きを置くのが高品質の物流サービスだ。
同社では誤出荷の割合が2014年4.9%、2015年4.6%、遅配の割合は2014年2.7%、2015年1.9%と、業界平均よりも大幅に低い。
同社の輸送は協力会社が担当しているため、輸送品質の向上には協力会社の協力が欠かせない。そのため、ドライバーへのアンケートを実施し、改善への取り組みを進めている。アンケートでは、「窓口の指示や説明が丁寧で分かりやすい」など評価する声がある一方、「受付から配車されるまでの時間が長い」などの声も出たため、こうした声を改善につなげ、高度なパートナーシップの構築に役立てているという。
4月からは新規の大規模・広域顧客開拓に特化した専門部署を設置する。これまでの本社、北海道支社、東日本支社、西日本支社、九州支社の5拠点に加え、新たに広域営業支社を設ける。「顧客ニーズの複雑化、多様化、広域化、大規模化が進む中で、複雑多岐にわたるサプライチェーンの全体像を把握し、最適な『キリン品質』の物流サービスをスピード感を持って提供していきたい」としている。
◎関連リンク→ キリングループロジスティクス株式会社この記事へのコメント
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