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物流ニュース
裕進運輸 「ドライバー甲子園」参加で積極的なムード醸成
2016年12月7日
現在の運送業界ではドライバー教育は欠かせない大事な業務。しかし、ドライバーが積極的に取り組むケースばかりではなく、「ドライバーが品質向上に興味を持ち、安全会議に積極的に参加するようになる方法はないか」という悩みを抱える事業者の声も多い。
そんな中、裕進運輸(渡部裕之社長、三重郡菰野町)では、ドライバーニューディールアソシエーション(高嶋民仁理事長、ウインローダー)が主催する「トラックドライバー甲子園」へ参加することで、社員の安全意識が向上するなど積極的に品質向上に取り組んでいく空気が出来上がっていったという。
渡部社長は「甲子園で上を目指す過程でセミナーや勉強会に参加し、教育を受けることに慣れ、教育の必要性を実感できたのだと思う。管理側や自分が説得しても効果が薄かったが、今では積極的に品質向上に取り組んでいる」と、甲子園への参加を通し、仲間と挑戦していく経験の効果を語る。
また、社員にとっても良い影響があったという。例としてボランティア活動への参加を挙げ、「以前は何を話しても参加しなかった社員も、今では自ら参加するようになった。人から感謝され、お礼を言われるような経験は本人にとっても良い経験になったのでは」と分析。社員の興味対象になるものが増えたことを嬉しそうに話す。ボランティア活動も、自主的に参加するようになった社員が以前よりも多くなったようだ。
渡部社長は「業界の地位向上のため、まずは自社が実践し、良い環境を作ることでモデルになることができれば」といった思いから、環境や品質の改善に取り組んできた。「我々の仕事はサービス業。社員の成長なくして会社の成長はない」とし、「様々なことを知る機会に恵まれず、まだまだ世界を知らない人もいる。色々な知識を付け、経験を積み、人生を豊かにしていってほしい」と会社と社員が共に成長していく姿勢を示した。
◎関連リンク→ 有限会社裕進運輸この記事へのコメント
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