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物流ニュース
ニチレイロジグループ 下記見通しと来季予測、抜本的な業務革新へ
2016年12月19日
ニチレイグループ各社社長による記者会見が12月13日に行われ、ニチレイロジグループ本社(東京都中央区)の松田浩社長が、 今年度下期の見通しと来期予測を述べた。
下期の売上高は936億円で前期並み、営業利益は53億円で前期比14%増と増益を見込む。売上高は、欧州ユーロ安の影響が下期に現れるところを、国内地域保管事業、エンジニアリング事業がカバーし前期並みを維持。営業利益の増益要因は、上期に引き続き、地域保管事業が堅調に推移する見込みによるものとしている。
今期の特徴に、冷凍設備設計や施工、維持メンテナンス業務をグループ外に販売するエンジニアリング事業の大幅な伸長がある。松田社長は「昨今の省エネ冷媒規制に伴う助成制度の拡充から、これらを活用するコンサル、施工事業が急速に伸びている。売上高全体に占める収益はまだまだであるが、今後の収益源の柱として期待したい」と話した。
また、抜本的な業務革新が急務とし、IT技術などのハード面、働きやすい職場環境整備、業界イメージアップといったソフト面での対応まで「事業継続のためにあらゆる取り組みを行う必要がある」とした。さらにモーダルシフトの手法を、顧客の理解を得ながらドライバー不足対策に積極的に活用することも検討したいとした。
同社では4月に女性活躍推進に関する方針を宣言し、中期経営計画における重要な経営戦略に位置付けている。「女性の感性を経営や職場運営に生かし、企業風土を変革していきたい」と松田社長。来年1月にはフォーラムを開催し、取り組みの成果と課題を共有し、次年度の活動につなげていくという。
◎関連リンク→ 株式会社ニチレイロジグループ本社この記事へのコメント
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