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物流ニュース
河村商事 新明和工業と協力し装置開発
2017年1月25日
河村商事(河村篤前社長、愛知県春日井市)は来年度で創立80周年を迎える老舗企業。同社は定期的に社内で労働安全会議を開催しており、業務中の安全性確保やサービス向上の改良案が現場から提案されるという。
こうした意見を基に、平ボディー車を含めた全車両のバックモニターや広角仕様ミラーの採用に踏み切るなど、可能な限り現場の意見を採用し、従業員全てが求める安全な労働環境を実現しようと努力している。時には、特別な車両をつくることにもつながった。
同社の、より安全で高品質なサービスを提供するための活動に協力しているのは新明和工業(大西良弘社長、兵庫県)。河村商事からの提案を基に、新明和工業は新たな車両オプションを開発した。
一例として、ペットボトルを使用した「オイル吹きこぼれの防止装置」がある。「現場を汚したくない」というドライバーからの要望を基に作られた装置で、エコにも、サービス向上にも役立てることができる。新明和工業の担当者も「ここまでの装置を付けているのはほかにない」とコメントしている。
安全確保のためにもパッカー車のリモコン式緊急停止スイッチ、ホッパーが閉じる際の注意喚起アナウンス装置などをオーダーし、装備している。どちらも荷役作業時の労働災害防止を主眼としたもので、装置は現場の声のほか、全国の事故事例を参考にし、同じケースの事故が発生しないよう特別にオーダーしたものだという。
河村社長は「機密書類の処理事業で、お客様に信頼していただくためにも、安全で確実な業務を行う必要がある。また、会社には従業員の安全を守る責務がある。社会からのニーズに応えるためにも安全を極めていきたい」と話した。
◎関連リンク→ 河村商事株式会社この記事へのコメント
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