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物流ニュース
ドライバーの帰社時間に差
2017年2月10日
ドライバーについて「最近は同じ現場に行っても、人によって帰ってくる時間はバラバラ」と話すのは、神奈川県の老舗運送事業者。「ナビのせいなのか、仕事のスピードのせいなのか、原因はわからないが…」と首をかしげる。年齢や社歴も関係ないとし、「機転がきくドライバーは混んでいる道を避けて帰ってくるが、渋滞していてもナビ通りに帰ってくるドライバーもいる」という。
また、突拍子もない道を選択し、遠回りして無駄な距離を走っているドライバーも。ある時、仙台に行ったドライバーから「時間に間に合わなかった」との報告があった。東北道を使わずに関越道を使ったことが原因だったという。
昔は住所一つが頼りだったので、先輩に詳しく道を聞くなどして経験知が共有されていた。最近はネットなどで何でも調べることができるためか、現場の様子や行き方を事前に知りたいというドライバーが増えた。しかし一方で、臨機応変に判断できるドライバーが減り、さらに他人に聞きづらいという内向的な者も多くなったという。
「一から十以上を説明しなければならないことが増えた」と同事業者。「3年できちんとできるようになる者もいれば、10年やっても効率の悪い者もいる。若者に限らず、ドライバーになる人間の気質が変わってきているように思う」と話す。この記事へのコメント
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