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物流ニュース
八潮運輸 王子倉庫から事業譲受、倉庫総面積1万坪に
2017年5月22日
【埼玉】八潮運輸(宮地宙社長=写真左、八潮市)は3月1日、王子倉庫(秋田幸生社長=同右、東京都北区)から、同社が所有する足立区の倉庫とその業務および従事スタッフを事業譲受した。この倉庫では主に紙製品(洋紙・板紙)を取り扱っている。
八潮運輸では、紙材の中でも段ボール箱の材料となる板紙をメーンに取り扱う輸送および倉庫業務を展開。宮地社長は「通信販売業界の拡大に伴うEC物流の拡大で、宅配に多く使われる段ボール箱需要も伸びており、事業拡大を考えていた。その流れの中でも今回、秋田社長からお声掛けいただいた今回の譲受は両社にとって、とても有効だった」と話す。
宮地社長と秋田社長はともに倉庫業青年経営者協議会(倉青協)の会員同士。「今回の話も倉青協のネットワークと信頼があったのでスムーズに進んだ。昨年6月、秋田社長から従業員を引き受けてほしいとの話があり、わが社はちょうど業務拡大中だった。そこで10月から、出向という形で1年間に限定し、5人を受け入れる話になった。その後、さらに秋田社長から、従業員と一緒に事業も譲渡したいという話になり、最終的に従業員20人を含めた今回の譲受に至った。紙業界は全体として不振傾向にあるが板紙関係は別。ただし、どこでも扱っているというものではない。秋田社長は今後の先行きを見据え、顧客に迷惑をかけずに従業員も守るための最善策としての考えだったのだろう」と宮地社長。この譲受で、八潮運輸が管理する倉庫総面積は1万坪に達し、保有倉庫は6か所、従業員数はグループ全体で約400人となった。
同社は現在、創業76年。目標に「創業100年、年商100億円の企業になる」と掲げ、「お客様から〝ありがとう〟と言われる、社員からは〝ここで働きたい〟と言われる企業」を目指している。
◎関連リンク→ 八潮運輸株式会社この記事へのコメント
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