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ブログ・鈴木 邦成
日本の国際物流・競争力の復活する日
2009年9月14日
プロ野球の「在庫管理」
プロ野球がセ・リーグ、パ・リーグともにクライマックスシリーズへの進出をかけた3位争いが面白くなってきました。
ポストシーズン試合のない長いペナントレースでは、どうしても消化試合が大量に生じてしまうリスクが高まります。
しかし、ポストシーズン試合を設けることにより、消化試合という「不良在庫」の回避がしやすくなるというわけです。
再び日本の国際競争力について
日本航空の貨物部門と日本貨物航空の事業統合への協議開始のニュースに続いて、日本航空と米国・デルタ航空の経営統合の可能性を報じるニュースが流れました。さらにはアメリカン航空、エールフランスなども出資を検討しているという情報もあります。
日本の航空力の低下を象徴するようなニュースとなってしまいました。
現在の航空貨物輸送は大韓航空、キャセイパシフィック航空(香港)、ルフトハンザカーゴ(ドイツ)、シンガポール航空など、「物流大国」のナショナルキャリアや米国のフェデックス、UPSなどが中心になっています。
我が国の場合、やはりメガ空港、巨大ハブ空港の整備で国際的に後手に回ったことが大きいといえましょう。
我が国の航空貨物輸送量が世界のトップレベルに復活する日ははたして来るのでしょうか? -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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