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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクス領域の拡大
2010年10月16日
円高トレンド
円高傾向に歯止めがかからず輸出中心の日本企業が苦しんでいます。
我が国の産業構造が大きな変換期に差しかかっていることを念頭に抜本的な経済刺激策を行っていかなければならないはずですが、言うは易く行うは難しで、即効性のある対策はなかなか打てないようです。
トータルロジスティクスの提案
近年の物流トレンドを観察すると、ロジスティクスの概念、領域が拡大傾向にあるということに気がつきます。
たとえば物流改善を実践する領域には、調達物流、生産物流、卸売物流、小売物流、消費者物流、静脈物流、国際物流など、さまざまなフィールドがありますがいずれもロジスティクスの概念でくくれるようになってきました。
物流ビジネスとして全ての領域に手を広げるのは簡単なことではありません。
しかし荷主サイドとしてはサプライチェーン全体の最適化を考える場合、全ての領域でシナリオを考えていかなければなりません。
したがって物流企業もロジスティクスの概念や範囲が拡大傾向にあることを踏まえて自社の得意領域以外についても一応の知識や実務ノウハウがあるほうが有利になるケースが近年は増えてきているように思えます。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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