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ブログ・鈴木 邦成
物流現場のマンネリ防止
2011年3月24日
IFRSの導入
IFRS(International Financial reporting Standards:国際会計基準)の適用に向けてのカウントダウンが始まっています。
IFRSはすでに欧州、カナダなど、世界110か国で採用されていますが、わが国と米国は大きく後れを取ってきました。
IFRSの適用で出荷基準から着荷基準、検収基準に変ることで、出荷済みでも着荷していない流通在庫が棚卸資産として認められるようになると、グローバルサプライチェーン全体を見据えての在庫戦略、物流戦略がこれまでとは大きく変わることになるでしょう。
マンネリの防止
物流現場のヒューマンエラーを誘発する要因の一つに「マンネリ」があります。
「いつも同じ内容の仕事だからよく確認しなくても大丈夫だろう」、「いつものことだから何とかなるだろう」といったマンネリ感を持って仕事をしていると、作業効率が落ちてしまいます。
ミスも多くなり、クレームも絶えなくなる恐れもあります。
手抜きも起こりやすくなります。
物流現場で働く者がみな、自らの職場の改善について、「常に工夫を怠らない」という「良い意味での緊張感」を持つことがマンネリ防止には重要になってくるのです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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