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ブログ・鈴木 邦成
物流改善の大前提
2012年2月6日
昭和ブーム
昭和を舞台にした映画やドラマが人気を博しています。
日本社会が行き詰まりと停滞感、衰退感を覚える中、「古き良き時代」を思い出し、活力を得ていこうということなのでしょう。
しかし、もちろん現状の経済苦境などに一刻も早く現実的な対応をしなければならないことも忘れてはなりません。
共通の「ロジスティクス観」
同じ会社の物流部でも、物流関連書や物流セミナーなどに積極的に参加して、物流改革に高い関心を示す積極的な方、従来の慣行に縛られてなかなか物流改善の進まない現場の状況に悩まされている方、物流改善の方向性に大きな迷いのある方など、さまざまです。
したがって、物流・ロジスティクスに関する個々の考え方にばらつきがでることは少なくありません。
すなわち物流に対する温度差が同一企業同一部署、同一現場の中にも相当に見られるわけです。
しかしそうなると、物流改善、物流改革を全社的、あるいは部署全体が一丸となって行うことが難しくなる恐れがあります。
どんなに優れた改善案でも部署レベル、企業レベルのまとまりがなければ実現は不可能でしょう。
こうした状況を回避するためには、まずは社内の意思統一、物流改善に対する共通思考ベースを構築する必要があるわけです。
社内、あるいは部内が結束し、物流改善、物流改革について共通の価値観を持ち、改善の目標を設定し、その実現に邁進する必要があるのです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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