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ブログ・鈴木 邦成
在庫の管理・削減に関する一考
2012年6月15日
トータル在庫の管理
「保管型の倉庫を全国各地で運営し、それとリンクさせるかたちで小規模な配送センター、営業所、販売店などをくまなく配置する」という戦略ではトータルで抱える在庫量が莫大になります。
そこで在庫拠点数を縮小し、それにあわせるかたちでトータル在庫量を減らしていくという選択肢が考えられます。
すなわち、分散型システムから集約・統合型システムに変えることで安全在庫量を減少させることが可能になるのです。
MRP
在庫削減の有力な方策として、生産物流では「生産するまえに一定期間内に材料・部品から製品にいたるまでの配送量などを計算する」という手法がとられることがあります。
そして計算された配送量などをもとに発注量や発注時期を決めて、在庫の最小化を図るのです。
この手法はMRP(資材所要量計画)と呼ばれています。
そしてこの考え方は少し視点と発想を変えて販売物流にも使われつつあります。たとえばDRP(流通資源計画)もその一つです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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