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運送会社
日之出運輸 安全輸送会議、安全走行を第一に指導
2019年7月2日
【福岡】日之出運輸(籾井稔社長、遠賀郡)はこのほど、安全輸送会議を社内で開催。先月の走行における各ドライバーの燃費評価やトラブル事例、事故報告が行われた。
会議で、進行役を務めた本社営業所の岩川信也係長からは「眠気を感じたら無理をせずに休憩を取り、少しでよいので眠ること」と、安全走行を第一に考えるよう指導があった。
岩川係長の口頭での事故状況説明から、事故原因をドライバーらが発表して対策の話し合いも行われた。同係長は「直接の事故原因は様々考えられるが、いずれも元をたどれば心理的な問題で事故になる事が多い」と指摘。精神的な安定と余裕が重要である事が説かれた。
安全輸送会議後は引き続き荷主企業での業務に関する会議が行われた。
構内での事故防止のためにも、速度計を目視で確認し、徐行運転に取り組むよう伝えられた。また「車を清潔に保てるドライバーは仕事も丁寧に行える傾向にある。荷主企業からの受けも良い。せめて1週間に1回は洗車と車内清掃を行ってもらいたい」と要望が伝えられた。
同会議では、荷主企業側へのドライバーからの意見・要望などを述べる時間も設けられており、この場で吸い上げられた各ドライバーの要望は会社側が荷主企業に対して交渉を行っていく仕組みとなっている。
同社の大宅秀順常務は「ドライバーがその場の勢いで先方に伝えると、どんなに正しい主張だとしても感情的であるがために場合によっては物事がこじれてしまう事もある。お互いに良い環境で仕事をするためにも、一度冷静になって状況を伝えてもらう必要がある」と話す。
働きやすい環境を整える事でドライバーの定着が図れ、会議での意見交換でドライバー同士の連帯感も生まれるという相乗効果をもたらしている。
◎関連リンク→ 日之出運輸株式会社
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