-
ブログ・高橋 久美子
第278回:セールスレター書き方講座(22)
2015年7月6日
毎週、このコーナーを読んでくれているあなたは、とても勉強熱心な方なのだと思います。一昔前は、トラック20台以下の運送会社の経営者は「現場のことには詳しいが、経営のことはあまり学ばない」と言われていました。私が出版を目指していた頃も、実際に出版社の人に、こんなことを言われました。「中小運送業の社長は、本は読まないから、中小運送業の経営者向けの本は絶対に売れない」。
しかし、ここ数年の間に、その常識はガラリと変わりました。トラック20台以下の運送会社の社長たちが、経営・集客について、熱心に学ぶようになってきました。おそらく、あなた自身もこの事実を実感しているのではないかと思います。
ドライバーの笑顔のために、なんとか経営を改善しようと、いろいろなセミナーで勉強したり、インターネットで情報を集めたりしている社長が増えました。あなたも、その一人かもしれません。ところが、です。熱心に学んでいる経営者の中にも、二つのタイプの経営者が存在します。
「すごくがんばっているのに、なかなか成果が目に見えない人」
「それほど苦労しているようには見えないのに、急激に成果を出していく人」
あなたの周りにも、そんな2種類のタイプの経営者がいるかもしれません。あなたは、どちらのタイプに近いと思いますか?
さて、ここで問題なのですが、「努力の量」と「結果」は必ず比例するのでしょうか。「自分のがんばりと、成果が比例していないと感じる」「あの人は、あまり苦労していないのに、成果を出しているような気がする」。もし、あなたが一度でも、そう感じたことがあるとしたら、私が今からする話を聞けば、「なるほど、そういうことだったのか」と、納得できるのではないかと思います。
あなたは、今までにも、会社を経営するためのノウハウを学んだり、情報を収集してきたことと思います。この「ノウハウ・情報」は大きく分けると2種類に分類されます。実は、この2種類のノウハウのうち、どちらを学んでいるかで、結果の出方が変わります。
来週は、この2種類のノウハウの違いについて、詳しくお話していきます。この記事へのコメント
-
-
-
-
筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
「ブログ・高橋 久美子」の 月別記事一覧
-
「ブログ・高橋 久美子」の新着記事
-
物流メルマガ