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    東洋ゴム工業 低燃費タイヤに新製品

    2007年6月4日

     
     
     

     東洋ゴム工業(片岡善雄社長、大阪市)が1日に発表した低燃費タイヤ・ZEROSYS(ゼロシス)シリーズの新作であるリブタイプ「M166」と、オールウェザータイプ「M666」。両製品は02年に発売されていたが、新たに同社独自のトラック・バス用タイヤ基盤技術「e―(イー)バランス」を採用、バージョンアップさせて再発売となった。


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     タイヤ技術サービス部商品グループ・商品チームの斉藤薫課長代理は、「省燃費性が向上しただけでなく、耐摩耗性・耐偏摩耗性など、タイヤの基本性能を全体的に底上げさせている」とアピール。「イーバランス」技術は、ゼロシスシリーズ・スタッドレスタイプ「M966」ですでに採用されており、「タイヤの基本設計である内部のビート部(根元面)と、ベルト部(接地面)を劇的に変更させる」もの。
     「タイヤのコンパウンド(外側)を変えるのは簡単だが、ユーザーから『バランスが崩れる』と嫌う声もある。人間も姿だけを取り繕っても、体内がしっかりしていないと丈夫とは言えない。新『M166』『M666』では、骨格を全面的に見直した」と斉藤氏。結果、「接地面が安定し、摩耗・偏摩耗が減少。これらの相乗効果で、タイヤのエネルギーロスの指数になる転がり抵抗の減少に成功した」と説明する。 
    「M166」の転がり抵抗は、従来品比二一%低減。「M666」は、同比二七%低減しているという。「M166」は全八サイズ、「M666」は全九サイズで展開し、価格はすべてオープン。(松宮志のぶ記者)
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    ◎関連リンク→東洋ゴム工業

     
     
     
     
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