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ブログ・船井総研ロジ
第18回:会社を伸ばす社長の実践力
2007年3月22日
【組織の一体化】
物事を進める上で、1人より2人で…、2人より大勢の方がより前に進むことは当然のことです。一体化が大切な理由はそういったところにあります。社員全員が共通の目的を持ち、まい進している社風が求められます。例えば、経営トップが言ったことが48時間以内に末端社員まで、いきわたる社風であったり、会社の成長に伴って社員が成長できる仕組みになっていたりしていることです。ここで大切なことは、経営トップは「経営理念」「経営哲学」「ビジョン」といったものを従業員に示すことです。それが無くて、前向きに一体化した組織はありません。
先日、ある会社の社長と話をしていると、「うちの会社は社員の意識がバラバラ」と嘆かれていらっしゃいました。その後、私は「社長から従業員さんに理念やビジョンをお伝えされていらっしゃいますか?」と尋ねると、やはり答えは「NO」です。また、別の会社で同様の質問をさせていただきますと「経営哲学」などを定期的にホテルなどを利用し、従業員に発信されていらっしゃいました。
この2つの会社は同じ年商規模の会社なのですが、従業員の数は後者の方が少なく、生産性でいうと約2倍の差があるのです。その他の会社様のお姿をみても、これは偶然の出来事ではないようです。
【社員・会社の一流化】
最後に一流化については、従業員や会社が一流になっていることを指しています。
具体的に申し上げますと、従業員の一流化の姿は、(1)情熱にあふれ(2)業務に関する知識や能力に優れ(3)業務以外の知識もあり(4)健康でタフであることです。
また、会社の一流化の姿は、(1)社内の上司や仲間の悪口を一切言わない(2)辞めていった人の悪口を一切言わない(3)辞めていった従業員が会社の悪口を一切言わないことです。
ここで大切なことは、ご紹介しました従業員の一流化、会社の一流化の各項目は社長が最も大切にされており、自らが率先して実践いただくことです。
以上、ご紹介したように伸びる会社のポイントは企業規模の大小に何ら関係ないのです。関係することは、社長が実践されるか否かという、いたって簡単なことだけなのです。本シリーズは『強い物流会社トップの法則』というタイトルで色々とお伝えしましたが、ご参考いただければ幸いです。本シリーズにおけるご質問・お問い合わせなどございましたらお気軽にご連絡ください。それでは、皆様のご発展を心よりお祈り申し上げます。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。この記事へのコメント
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筆者紹介
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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