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ブログ・船井総研ロジ
第19回:物流会社が荷主に提案できる地下水飲料化ろ過システム
2009年8月11日
今回は、コスト削減事業である地下水飲料化ろ過システムについてご紹介します。
通常、水道水は、各市区町村の浄化施設から各事業所・家庭などに供給されています。そして、水道水の使用者は、2ヶ月に1回の頻度で使用した水道水の上水道代と排水分の下水道代を支払っています。
今回の地下水飲料化ろ過システムとは、井戸を掘って、上水の代わりに地下水を利用し、水道料金を削減するシステムです。
もちろん井戸水は料金が掛からないので、上水を使用しない分が水道料金の削減に繋がり、コストメリットが生まれます。更に、地下水を利用することで水道水以上の高品質でおいしい水が確保でき、また、地下水を緊急時のライフラインとしても活用できるメリットもあります。
では、物流企業様がこの地下水飲料化ろ過システムを活用してどのように事業化するのか?このシステムの導入実績が多いのは、主に工場・スーパー・病院・百貨店などです。よって、荷主となるこのような施設に対して、地下水飲料化ろ過システムを自社商品として取り入れ、提案営業するのです。実際の井戸水の調査・掘削・装置の設置などは専門業者がいる為、物流企業様が窓口になり、実務的な工事は専門業者に外注します。
ここでお伝えしたいポイントは
(1)営業する商品は、顧客にメリットが提供できるコスト削減商品にする
(2)自社の領域外の業務は、専門業者とタイアップして外注する
です。
新規事業は、単独で行うと事業領域が狭くなり、できる事業も限られてきます。しかし、今回のように他の企業とタイアップして新規事業を行うことにより事業の幅が広がり、儲ける仕組みが構築できるのです。今回のシステムはその一例としてご紹介しましたが、他の事業も含めコスト削減事業にご興味がありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
(株式会社船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループ 下川 譲)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は08年7月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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