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  • ブログ・船井総合研究所

    第91回:企業の農業参入

    2011年2月22日

     
     
     

     2年ほど前から農業参入に関する報道が増え、それとともに農業に関するお問い合わせをいただく機会が急増しております。農業者人口は減少を続け、それに伴い、耕作放棄地も増加の一途を辿っています。一方で、景気が低迷している状況では、注目されても当然のことでしょう。


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     しかし、企業からの農業参入において、成功モデルというのは非常に少ないものです。例えば、建設業からの農業参入することが多々あるのですが、残念ながら撤退することも多いのです。では、何故こうしたことが起こってしまうのでしょうか?
     まずは、農業と建設業は重機を使用したり、土に触れるという点で非常に近いように思われがちですが、そもそも、建設業の受注と農業の受注では全く感覚が違うということが重要な点です。土木工事1件とダイコン一本の販売では、全く感覚が合わないでしょう。
     そして、何よりも農業を特別視し過ぎだということが問題なのです。通常であれば、しっかりと数字を意識した経営をされている場合でも、農業になると数字に対する意識が低くなってしまうことが多いのです。「自然が相手だから簡単ではない」というような話をよく耳にしますが、実際のところ、利益を出すための数字の詰めをしていないことが多いように思います。
     農業は他産業に比べて、非常に複雑な要素の多い事業です。土質、水はけ、天候、気温、湿度などなど。つまり、これだけ複合要素の集まった事業に対して、大雑把な経営をしているようでは、より一層見えなくなってしまうのです。むしろ、独立採算管理により、月次決算をやっていくことで、売上、原価、経費、利益を先行管理していく必要があるでしょう。
     実は、農業を難しく考えてしまっているのは、過去からの固定観念といってもよいかも知れません。農業に対する意識を見直し、他産業と同様にしっかりと経営することが必要なのです。
    (株式会社船井総合研究所・山田浩太)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は10年1月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    船井総合研究所

    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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