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  • ブログ・船井総合研究所

    第263回:セクショナリズムを壊す

    2014年8月31日

     
     
     

     組織(会社、部門、部署)を分ければ、セクショナリズム(部局割拠主義)は、多かれ少なかれ発生します。組織には、それぞれのミッション(使命)があるからです。
     セクショナリズムが強くなると、同じ会社の社員なのに相互協力はほぼなくなり、異動も嫌がるようになり、非効率な運営体制に陥ってしまいます。特に、物流企業のような職人的な現場業務では、こういった現象が起きやすい傾向にあるでしょう。


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     このセクショナリズムを廃する方法の一つに、スキルマップを掲示するというものがあります。
     倉庫会社A社が所有する、ある3階建ての物流センターは、階ごとに顧客が違い、部門が分かれています。A社は、業務品質を安定させ、継続的に高めていくために、部門間の異動はあまり行っていませんでした。
     すると、多くの構成員は、あたかも各階に就職したと勘違いしているかのようになってしまいました。つまり、A社の社員という意識ではなく、言うなれば、「株式会社2階」の社員のようなのです。「あなたたち、一緒の会社でしょ!」と言いたくなるほど、非効率なことが起こっていました。
     そこで、導入したのが、「スキルマップ」です。縦に構成員の名前を入れ、横に各部門で必要となるスキル項目を並べて、表を作りました。そして、各セルに、S・A・B・Cの4段階で判定したスキルのレベルを書き込んでいったのです。
     すると、それぞれの構成員が、どの階の、どの業務ができて、何ができないかが一目瞭然になります。
     次に、完成したこのスキルマップを大きく引き伸ばして、共有スペースの壁面に貼り出しました。スキルマップの掲示で、「全員がすべての階の業務をマスターすること(すべてSかAのレベルになること)を望んでいます」という、会社からのメッセージを示したのです。
     すると、自発的にフロアを移動する業務に取り組むようになりました。人が自発的に交流することで、セクショナリズムは自然に減退していきました。
    (船井総合研究所・橋本直行)
    ☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net
    ※記事は14年4月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    船井総合研究所

    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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