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ブログ・船井総研ロジ
第287回:小ロット購買の方が安くなるケース
2015年2月16日
何かを購入する際、多くの場合は、ロットを大きくした方が、単価は安くなります。しかし、それが当てはまらない場合もあることを、購買担当者は認識しておく必要があります。
例えば、購買先企業が初期は利益度外視(逆ザヤ)で販売し、メンテナンスフィーなどのその後のランニング費用で儲けようと考えている商品です。初期の赤字をあまり膨らませるわけにはいかないため、大ロットよりも小ロットの購入のときの方が、単価は安くなる場合が、往々にしてあります。荷役自動車などは、その最たる例です。
つまり、こういう商品を安く買いたいなら、まとめて購入してはいけません。毎回、相見積もりを取って、一つずつ購入するのが、実は正解なのです。
そして、可能であれば、その後のメンテナンス(点検、修理など)は、他の企業も併せて検討すべきでしょう。こちらについても、購買先企業と他の企業との相見積もりを取り、比較してみることをおすすめします。「○○ メンテナンス」といったキーワードでウェブ検索をかければ、よい専業者は出てくるものです。
もちろん、あるべき〝共存共栄〟の視点では、適正コストで一社とがっちり付き合うべきですが、購買担当者には、持っておいていただきたい知識です。
(船井総合研究所・橋本直行)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は14年11月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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