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ブログ・橋本 直行
【100%がんばらせない】
2015年3月27日
多くのリーダーは、チームメンバー全員が、100%の力を発揮する
ことを望んでいるでしょう。
しかし、マネジメント力に定評のある経営者、ライフネット生命保険の
会長兼CEO、出口治明氏は、「そういう状態では、みんな疲れてしまう
からよくない」と説いています。
「2:6:2の法則」とよく言われるように、組織には、下2割の
がんばらない者がいるものです。
出口会長は、それを許容すべきだと言います。
彼らは、よくないことをしているように見えますが、実は、必要が
あって、がんばっていないものだからです。
例えば、アリの群れにも、2割の何もしていない者がいます。
最近の研究によると、彼らは、組織に何かイレギュラーなことが
起きたときに対処するための『遊軍』だという説が、有力です。
人間のチームでも、同様の現象が起こるのです。
全員が目いっぱいがんばり過ぎていない状態は、有事のときに持ち
堪えられる余裕があるということです。
ですから、全員に100%の力を発揮させる必要はありません。
ただし、平均レベルは上げ続け、全体としてがんばる組織には、
していきたいですね。
「任せ方の教科書」
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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