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  • ブログ・高橋 久美子

    第46回:個室の鉄板焼きVS博多ラーメン

    2010年12月22日

     
     
     

     運送会社のHP作成について、第4回目の今回は「あなたのHPを訪れた、今すぐ客が欲している情報」について、お話していきます。


     「売上を上げる人」と「売れない人」の、重大な違いは商品力などの要素ではありません。「どれだけお客を理解できるか?」、この1点だけなのです。ネットでも対面でも、これは変わりません。HPを制作するときには、そこに訪れたお客が、どんな状況にあるのか?どんな事を考えているのか?なぜ、このHPに訪れたのか?目的は?何が欲しいのか?これらを理解する必要があります。これさえできれば、訪れたお客が迷わずあなたの会社に電話をするようなHPが作れるのです。
     それでは「HPを訪れたお客が欲しい情報」について、考えてみましょう。しかし、これについては、あなた自身が考えて答えを出していかないといけません。あなたのターゲットとするお客が、検索であなたのHPを訪れたときに、どんな目的でパソコンを開き、どんな状況にあり、何を得たいと思っているのか?それを、一番リアルに想像できるのは、あなただからです。ですから考え方を、お話していきます。
     いつものように、飲食店の例で考えてみましょう。先日、「今、銀座にいて、今すぐ焼肉を食べたい場合」のお話をしました。しかし、パソコンで検索し、飲食店のHPに訪れるお客でも、お客の欲している情報が全て同じわけではありません。お店の業態によって、欲している情報が全く違う場合があります。
     例えば、接待に利用するような個室の鉄板焼きのお店の例で考えてみましょう。「個室 接待 鉄板焼き」というキーワードで検索している人の気持ちを想像してみてください。この人に対して、あなただったら、どんな情報を提供すべきだと思いますか?まずは、接待の予算があると思いますから、予算はいくらくらいなのかが知りたいですね。また、突然ふらりと行くわけではなく、予約をして行きたいですから、電話番号をわかりやすく表示しておく必要がありますよね。そして、大事な接待なので、お店の雰囲気も重要です。とすると、部屋の写真があった方が選ばれやすいですよね。
     しかし、こんな場合は、どうでしょう。出張で博多に来たので、会社帰りに博多ラーメンが食べたいと思い「博多 ラーメン」で検索している人。同じ飲食店の検索でも、この場合は、「お店の雰囲気」などはおそらく、あまり気になりませんから、特に店舗内の写真は必要ないかもしれません。それよりも、駅から歩いてどう行くのか?地図があった方がいいかもしれません。予約をするわけではないので、電話番号がわかりやすく表記されていなくても、さほど影響はないと予想できますよね。同じ飲食店でも、目的に応じて、欲しい情報、必要ない情報が違うということが、お分かりいただけると思います。次回は、あなたの会社のHPに訪れたお客が欲しい情報を顕在化させる方法を、具体的なステップで、お話していきますね。
    全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
    http://www.handlecover.com/kaizen/

     
     
     
     

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    高橋 久美子

    あなたの会社が儲かっていない本当の理由
    規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

    全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会

     
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