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ブログ・高橋 久美子
第133回:協力会社を使っていますか?
2012年9月18日
今年も残りわずかとなりました。よく、「時代は変化している」とか、「運送業界は激変している」という言葉を耳にします。しかし、どんなふうに変化していて、中小運送会社はどうすればいいのか? その答えを教えてくれる人はほとんどいません。
今回から、運送業界に今どんな変化が起きていて、中小の運送会社はこれから具体的に何をすべきなのか? その答えをお話ししていきたいと思います。
あなたに質問があります。この質問は、これからの時代に中小運送会社が生き残っていくための、重要なキーワードになってくる質問です。
(1)あなたの会社では現在、「傭車」または「協力会社」を使っていますか?
(2)使っている人は、なぜ使っているのですか? どんな時に使っているのですか? 使っていない人は、なぜ使っていないのですか?
(3)「傭車」と「協力会社」とは、何が違うと思いますか?
以上、三つの質問を考えて下さい。この質問に答えることで、これから私がお話ししていく、「業界の変化と中小運送会社が取るべき戦略」について、より深く理解することができます。あなたの答えが出たら、次に進みます。
経済ゼロ成長期の日本において、中小の運送会社が利益を出して勝ち残っていくためには、「傭車」「協力会社」に限らず、「アウトソーシング」の考え方が重要になってきます。特に、あなたがトラック20台以下の運送会社の経営者の場合は、この考え方を知ることで、来年からあなたの会社の決算書に相当なインパクトを与えることになるはずです。
でも、勘違いしないで下さいね。単に協力会社を使って自社利益を残せとか、そういう話ではありません。来週は、さらに詳しく話していきますので楽しみにしていて下さい。最繁忙期ですが、心にゆとりを持って無事故で乗り切りましょう。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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