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  • ブログ・高橋 久美子

    第266回:セールスレター書き方講座(10)

    2015年4月13日

     
     
     

     適正運賃で優良荷主を獲得するためのセールスレターの書き方について話を続けます。
     今回は、セールスレターの「文字フォント(書体)」についてお話します。実は、フォントが変わるだけで、セールスレターの反応率が大きく変わります。しかも「運賃の値下げ交渉をされやすくなるフォント」もあれば「されにくいフォント」もあるのです。文字のフォントは、あなたのレターの「印象」を左右します。
     まずはキャッチコピーのフォントです。キャッチコピーには【HGP明朝E】というフォントを使います。このフォントは、読み手に「信頼感」を与えます。もし、あなたのワードソフトにこのフォントが入っていない場合は【明朝系の太文字】を代用します。


     次に本文です。本文は、普段あなたがビジネスで使用している基本のフォント【MS明朝】を使用します。フォントサイズは10.5ポイントです。これが、日本人が一番「読みやすい」と感じるフォントです。
     そして、セールスレターの最後には、あなたの「署名」を書き入れます。この時の署名は【筆文字フォント】を使います。信頼感と共に、直筆の手紙のような、パーソナルな印象を与えることができます。
     続いて、「使ってはいけないフォント」について、お伝えしておきます。一つ目は【ポップ体】です。特に、広告を学び始めた初心者の人は「元気な印象」を与えたいという気持ちから、ポップ体を使ってしまうことが多いです。また、「若さ」を伝えられるような気がするかもしれませんが、実際には「稚拙さ」や「幼稚な印象」を与えてしまいます。その結果、軽く見られて、値下げ交渉をされやすくなるのがこのフォントです。元気さよりも、真剣さ、信頼感を与えるように気をつけましょう。
     そしてもう一つのNGフォントは【江戸文字】です。デコトラ好きな人の中には、江戸文字が好きな人も多いと思います。しかし、このフォントが持つ印象が、荷主の業種によっては敬遠されるだろうということは、あなたにも容易に想像がつくことと思います。荷主の都合よりも、個人の趣味嗜好をビジネスに持ち込んでいる印象を与えてしまうので、このフォントも避けて下さい。
     フォントを使い分けるだけで、反応率を上げることができるのですから、ぜひあなたも採り入れてみて下さいね。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    高橋 久美子

    あなたの会社が儲かっていない本当の理由
    規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

    全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会

     
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