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ブログ・高橋 久美子
第302回:小さな会社の広告戦略とは?
2015年12月21日
「兵庫県 食品配送」「兵庫県 緊急配送」など、荷主がパソコンで検索キーワードを入力すると、検索結果画面には、そのキーワードに合致した会社の情報が表示されます。ホームページ(HP)を閲覧して欲しければ、この検索結果画面で、あなたの会社のHPを上位に表示させなければなりません。
実際に検索して検索結果画面を見てください。上位表示の一部で、背景の色がうっすらと青色になっているのがわかると思います。この、青色がかかっているものはすべて「広告をかけている会社」です。
広告をかけることで上位に表示されているのです。あなたにお勧めするのは、このように、広告をかけることで、あなたの会社のHPを検索結果の上位に表示させることです。
「インターネット広告」と聞くと、なんだかお金がかかりそうだと思う人もいるかもしれません。また、「運送業と言っても、うちは小さい会社だよ。ヤマトさんや大手引っ越し会社でもないのに、広告をかける必要なんてないんじゃない?」と、思う人もいるかもしれません。
しかし、ここで私がお伝えする「広告」とは、テレビコマーシャルのようなものとはまったく違います。経営資源量の少ない、小さな会社こそが採り入れるべき方法なのです。
ヤマトさんや大手引っ越し会社などがとっている広告戦略は「マス向け」の広告戦略です。想定しているお客は、一般消費者、つまりはBtoCの広告です。ですから、広告媒体もテレビCMをはじめ、マス向けの費用の高い広告枠を使います。
しかし、あなたがとるべき広告戦略は、これとはまったく逆の戦略です。広くマス向けにアプローチするのではなく、あなたの条件に合致するターゲットにのみアプローチする「絞り込みの広告戦略」です。想定しているお客は一般消費者ではなく、企業です。BtoBの広告になります。
この「絞り込みの広告戦略」は、全国に営業所を持たない、営業エリアが特定できる運送会社こそ、効果的に活用することができます。また、費用対効果が高いので、経営資源量の少ない小さな運送会社にお勧めの方法です。次週は、この広告のかけ方について、もう少し具体的にお話ししていきます。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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