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  • ブログ・川﨑 依邦

    中小運送会社の経営改善の記録(24)経営方針を発表する

    2012年12月26日

     
     
     

     平成22年春に発表した、経営方針の骨子は次の通りである。



     春を迎えて常日頃の皆様(従業員、協力会社の方)の働きに深く感謝しています。一方、荷主の皆様にも感謝しています。(株)プレジャーとして、こうして春(まだまだ経営としては本格的春とは言い難いものがあります)を迎えられて感慨無量のものがあります。プレジャーの経営方針は次の通りです。

     ?プレジャーの社訓を血肉化すること
     プレジャーニュースにも記載していますが、五つの社訓を血肉化することです。管理部メンバーは毎日、朝礼と終礼で声を出しています。毎日、稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)の本「京セラフィロソフィ」を輪読しています。1回目は読了し2回目に入っています。50回は読む決意です。考え方のベクトルを合わせていくものとして輪読しています。考え方×熱意×能力の公式を実践して、従業員の皆様は小集団活動(今回のテーマは「修理費の削減対前年比15%」)で社訓を血肉化することに取り組んでいます。

     ?日々管理体制を確立すること
     日報体制(管理部メンバーは4月1日から日報フォームを一新しました)をより充実します。日々の収支(売り上げと利益)を掴みます。今日いくらの売り上げが上がり、いくら利益が出たか、翌日にはわかる管理体制をつくります。従業員(ドライバー)も今日の売り上げ、利益が翌日にはすぐ答えられる管理体制にします。現在は月ベースで把握していますが、これでは不十分です。日々管理体制を強化します。

     ?油断なく売り上げを獲得すること
     景気はまだ春遠しです。手をこまねいていては売り上げは下がる一方です。油断なく、たとえ1円、100円、1000円、1万円でも売り上げを獲得していくことに全力を尽くします。そのために何をするか。荷主様に貢献していくことを徹底することです。スキなくチャンスは勇気を持って掴んでいくことです。心をしっかりして、やる気を高めていくことがプレジャーの経営方針の核心です。
           

     労働審判を乗り越えて気分一新、経営をやり抜く決意を表明している。「継続は力なり」で三つの経営方針は現在に至るまで貫いている。中身はまだ不十分である。少し気が緩んだり、多忙になるとおざなりになってしまう。繰り返し、できるまでチャレンジしている。常務の平成22年の経営方針は?道を切り開く?である。

     

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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