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    経営再生物語(86)経営活性化シリーズ35

    2015年1月23日

     
     
     

     (35)コミュニケーションを通して経営のヒントを見つけていく



     コミュニケーションを充実強化することは、組織の風通しを良くしていくことと、運送業の経営を良くしていく=業績を上げていくためのものでなければならない。そのためにはドライバー一人ひとりと給料について、経営者、管理者は個人面談を積み重ねる。運送業のコミュニケーションの肝は、給与をどうしたらアップすることができるか。これに尽きると言っても過言ではない。

     ドライバーとの個人面談での重要ポイントは、きれいごとを抜きにすればズバリ【給料】である。給料を上げていくために、どうすれば事故を未然に防げるか。いかに燃料費・修繕費を抑えるか。売り上げを上げるために、もっと効率的な運行ができないか。ドライバーに向上心を持たせるにはどうすれば良いか。経営者、管理者が共に考え、実行していくことが必要である。

     「この仕事はできない。でも給料が下がるのは嫌だ」。そうした声に対して正面から向き合っていく強い姿勢、気迫が理屈抜きで必要になる。また、「やってもやらなくても一緒だから適当にやり過ごそう」というドライバーをいかに奮い起こさせていくか。マイペースで常に安定した給料がもらえるという環境にあるのが理想だが、それを100%望める会社は極わずか。よって、私たち中小運送業の経営者、管理者が、【売り上げを最大に 経費を最小に】という収益確保の大原則をドライバーの意識に浸透させる取り組み(個人面談)を継続する粘り強さ、タフさと、必ず経営を良くしていくんだという強い思いが必要である。

     また、ドライバーとの対話の中から経営向上のヒントを見つけ出していくことも大切である。例えば、「運送会社〇〇のドライバーは〇〇のような仕事と〇〇な仕事をやっているらしい。修理も少ないそうだよ」「この前の下ろし先で〇〇のセンターに頻繁に出入りしているトラックがあったよ」という、ちょっとした営業情報や燃費効率の良いドライバーの走り方を皆で共有していくなど、売り上げアップ経費削減の糸口=経営力向上のヒントを掴みとっていく。

     会社と従業員、その関係性は一方通行になりがちである。運送会社にとって個人面談とは、やり方によってはドライバーと会社の正式なコミュニケーションの場にすることができる。経営を上向いていかせるきっかけを掴む場にもなり、そういう場にしていかねばならない。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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