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ブログ・川﨑 依邦
経営再生物語(129)経営改革実践シリーズ(4)
2016年10月14日
目標管理制度の確立(4)
〈経営原理、原則の実践〉
A社の目標管理の柱は、?物流品質の向上?コストダウンの推進?新しい荷主の獲得…である。社長方針として発表する。この社長方針を受けて、個人目標を設定する。個人目標設定のポイントは次の通りである。?社長方針をよく理解すること。
?個人目標を、目標の項目・内容、達成基準、納期の三つの要素とする。目標の項目・内容は自己責任で遂行できるものであること。
?目標設定は、具体的指標をはっきりさせることである。具体的指標とは、数値のことである。
?目標の項目、内容については、ウエイト(難易度、優先度)を付けること。
?日々のチェックを積み重ねていく仕組みを作ること。
?個人目標の達成状況については、評価をすること。
?自分の立場で精いっぱいやるべき目標項目で、かつ自分の処理能力の向上を目指すものであること。チャレンジということである。A社の目標管理の実践は、これからである。A社を取り巻く不況の風は、キツさを増すばかりである。「これからどうしたらいいか」。それは経営の原理、原則の実践である。その一つが、目標による経営である。
「冬は必ず春となる」と胸に刻んで、目標を掲げて、実行することである。 -
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筆者紹介
川﨑 依邦
経営コンサルタント
早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。
株式会社シーエムオー
http://www.cmo-co.com -
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