Now Loading...
 
  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(253)人材教育

    2019年7月29日

     
     
     

     1.ドライバー人材育成

     

     日々チェック表の活用事例

     ①クレーム・トラブル・交通事故ゼロ

     伝票、荷物のチェックをしっかり行っていないと誤着や欠品を生じる。乗務員心得(作業マニュアル)を常備することである。気の緩みや、ちょっとした不注意でクレーム・トラブルは発生する。基本的なことはしっかりと行うことである。

     ②あいさつの徹底

     声が小さいとやり直す。〝あいさつ命〟ぐらいの気持ちである。1か月に1回実施している職場ミーティングでは、あいさつ訓練を行っている。姿勢を正す。大きな声で「おはようございます」「ありがとうございます」「失礼致します」「すみませんでした」オアシスあいさつ訓練と名付けて行っている。

     ③コスト管理の徹底

      「1日100円節約しよう」とのスローガンを掲げてコスト削減に取り組んでいる。どうしたら節約できるか、日々考えて働くこと=考働ドライバーになることである。無駄使いをなくす動きを徹底している。

     ④環境(省エネ運転)にやさしくなろう

     燃費効率を良くしていくことは、ドライバーにとって社会的要請である。地球温暖化の抑制は大袈裟に言えば地球に生きている我々の使命である。エコドライブを心掛けて実践しているか、厳しくドライバー一人ひとりに確認をしていく。

     ⑤勤務態度を律する

     A社は深夜2時、3時に出庫するドライバーがいる。仕事確認コールとして3回行っている。今から家を出る(1回目)、出発前のチェック(2回目)、いよいよスタート(3回目)、勤務態度は厳しく律している。

     ⑥作業服の完全着用

     作業服の乱れは心の乱れである。心を引き締めて仕事に立ち向かう上で、作業服の正しい着用は必須である。クレーム・トラブルを多発しているドライバーの特徴として、作業服をきちんと着用出来ない、清潔ではないということがある。

     ⑦車両管理の徹底

     愛車主義を貫くことである。車を自分のパートナーとして大切にキメ細かく扱っていく。具体的には運行前点検、運転後点検を実行する。車両の美化に努める。

     ドライバー人材育成日々チェック表は自己チェックを基本としている。その上で配車担当者がチェックする。本人と配車担当者とでは、チェックしている内容にギャップが生じることもある。本人は出来ていると思っても、配車担当者からすれば、まだまだということがある。ギャップを発見していくことで気づきが生まれる。「そうか、自分はまだ、ここが足りないのか」とドライバーが自覚する。気づくことが働く姿勢、意識を変革していく第一歩となる。正に〝心田〟を耕すことになる。A社の現状とドライバー人材育成日々チェック表はギャップがある。ギャップを埋めていく日々がドライバー人材育成のプロセスである。〝担雪埋井〟という禅の言葉がある。雪を担いで井戸を埋めていく。一見、徒労の極みである。雪で井戸が埋まるわけがない。繰り返し繰り返し実行していく。徒労と思って投げ出してはならない。〝担雪埋井〟の実践がドライバー人材育成日々チェック表である。活用することで実践的にドライバーがしっかりしてくる。クレーム・トラブルも大幅に減っていく。物流品質力が高まってくる。「とにかく日々徹底すること、出来るまで諦めないことですね。ドライバーを信じることですね」。A社社長の覚悟の言である。

               (つづく)

     
     
     
     
  •  
  •  
  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
  • 「ブログ・川﨑 依邦」の 月別記事一覧

     
  • ブログ・川﨑 依邦」の新着記事

  • 物流メルマガ

    ご登録受付中 (無料)

    毎週火曜に最新ニュースをお届け!!

    ≫ メルマガ配信先の変更・解除はこちら