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  • ブログ・野口 誠一

    第35回:倒産者に共通する性格第1条・自己中心的(ジコチュー)

    2004年4月20日

     
     
     

     倒産者に共通する性格の第1条は、「自己中心」である。
     ひと頃「ジコチュー」が流行語となったが、このタイプの人間はことのほか嫌われる。
    自分を中心にしか物事を考えられない、自分の都合だけを人に押しつける…そんな人間が好かれるはずもない。そういうジコチュー人間の周りには人が集まらないし、いずれ仲間からはじき出されるから、イヤでも自分のジコチューに気づかされる。
     しかし経営者の場合、なかなかそうはいかない。社員も幹部もその会社を生活の基盤にしているから、どんなにひどいジコチュー社長であっても、面と向かっては嫌な顔をしないし、反抗的な態度もとらない。そのかわり陰にまわれば舌を出し、アフター・ファイブの赤ちょうちんでは社長の悪口を言い放題…というのが定番と言っていい。


      かくして社長は自分のジコチューに気づくことなく、いよいよ裸の王様となっていく。一方、社員の面従腹背もますますひどくなっていく。これは双方にとって悲劇であろう。というより、そういう会社は遅かれ早かれ倒産を免れまい。
     以前、童門冬二さんが面白いことを新聞に書いていた。ある会社の面接試験のとき、一人の学生がその志望動機を問われ、「この会社は危機だらけだから自分が入社して解決したい」と答えたという。これには面接員もびっくりし、どこが危機かと尋ねたところ、会社の悪いところをとうとうと並べたてる。それがことごとく図星だから面接員はさらに驚き、「きみにはわが社に知人でもいるのかね」と問う。そこで返ってきた答えが実にふるっている。その答えとは「ここの社員がよく行く飲み屋に1か月通って、そこで盗み聞きしました」であったという。
     ジコチュー社長はぜひ赤ちょうちんにアンテナを…。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    野口 誠一

    八起会 会長
    株式会社ノグチプランニング 代表取締役

    昭和5年 東京生まれ、日本大学卒業。
    昭和31年 25歳で玩具メーカーを設立し、従業員5名・月商150万円でスタート。 わずか5年で従業員100人・年商12億円を売り上げるまでに成長させる。
    しかし、ドルショックと放漫経営がたたり、昭和52年に倒産。自宅や工場などの全資産を処分して負債を処理し、会社を畳む。
    翌53年、倒産経験者同士が助け合う倒産者の会設立を呼び掛け、『八起会』を設立。
    弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る『倒産110番』を開設。
    再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を無料で奉仕している。
    昭和59年 株式会社ノグチプランニングを設立し、再起をはかり、執筆活動や全国各地で講演活動を展開している。
    平成28年2月18日 東京都内の病院にて逝去、享年85歳。

    電話番号:03-3835-9510(倒産110番)
    HP:http://yaoki.html.xdomain.jp/

     
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