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    デキる人は皆やっている一流の人脈術(島田昭彦・著、明日香出版社)

    2009年4月10日

     
     
     

    Simada_009.jpgこんな時代だからこそ、人と人とのつながりが大切」
     売上ランキング上位の「ビジネス本」を取り上げ、その著者にビジネスや経営に関して話を聞く新コーナー。「物流業界」という枠を超え、明日からの経営に役立つ話をお届けする。
     第1回は、『デキる人は皆やっている 一流の人脈術』の著者、島田昭彦氏だ。「人脈」というと、「異業種交流会」や「パーティー」などを想像しがちだが、同氏がポイントを置くのはそこではない。同著では「笑顔を大切にする」、「相手を褒める」に始まり、「2回目に会う時は手土産を持っていく」など、今日からでもすぐに実現できそうなものが数多く紹介されている。
    「人と人とのコミュニケーションにおける基本的な心構え、『原理原則』を書いた」
     同氏は、スポーツ総合誌「Number」の編集に10年間携わった後、総合企画会社・クリップを設立。企業コンサルティングを手がけ、さまざまなコラボレーションを実現している。なぜ今回、「人脈」という切り口で本を執筆したのか。
    「こんな時代だからこそ、最終的には人と人とのつながりが大切。自分も、これまでの出会いが今の仕事に結びついている。人脈は構えて作ろうというものではないが、細く長く大切に築いていくことで、最終的にさまざまなことがつながってくる」
     若手社会人向けに書かれている内容だが、島田氏は、「経営者の中にも、できていない人が多い」と指摘する。


    murakami001.jpg「『こんなことしか書いてないのか』と言う経営者もいれば、『ウチの社員ができていないから、ぜひ読ませたい』という人もいる。デキる経営者はだいたい後者。ここに書かれている内容の中で、10個のうちひとつでも素直にやってみようと思えるかどうかが重要」
     同氏が手がけたプロジェクトに、「和傘と照明」のコラボレーションがある。需要の落ち込みに悩む老舗和傘メーカーから依頼を受けた同氏が、人脈ネットワークを活かし、知り合いの照明デザイナーにアプローチ。照明の「かさ」の部分に和傘の素材を用いた「リデザイン」を行うことで、全く新しい商品の誕生へと結びつけたという事例だ。しかし、これも同氏の努力やアイデアだけでできるものではなく、経営者の「現状を変えたい」という意識があって初めて成り立つもの。
     拠点を出身地でもある京都に置く同氏は、「閉じられた」老舗業界とのつきあいも多いという。
    「織物業界も(物流業界と)同じで、業界の中だけで話をしている。その中で『良い会社』として浮かび上がることができるのは、やはり『変わろう』という意識を持ち、自分なりに外に向かってアンテナを伸ばせる人。物流でも、『物流+何か』のビジネスプランを考えるのは充分可能だと思う」
     ちなみに、同氏が企業コンサルティングを請け負う際、まず経営者に投げかけるのは「雑誌を読んでいますか」という質問。著作の中でも、「自身のアンテナを広げるために」、雑誌やテレビ、新聞などの「メディアウォッチング」を推奨する。
    「外に目を向けて、自身の引き出しを増やすこと。アイデアや発想はそこから生まれる。また、趣味から生まれる人脈も、年齢や職業に関係なくつながりを持てるため非常に有益。仕事以外の分野でも良いので、何か人に負けないような『専門分野』を作ると良い」
     また、ただ人に会っていれば良いというものでもない。大切なのは「相手に何をしてあげられるか」、「いかに面白がらせるか」という心構え。そして、自分のところに集まってきた情報を周囲に還元することで、さらに良質な情報が集まってくる–同著で紹介されている「タライの法則」は非常に興味深い。
    「難しく考えず、まずは行動すること。冒頭でも言った通り、これからは人脈を大切にできるかどうかで、仕事の成功が決まってくる」
    ▼「デキる人は皆やっている一流の人脈術」、島田昭彦・著、明日香出版社、1,500円(税別)

     
     
     
     
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