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ブログ・鈴木 邦成
全体最適の実現
2009年3月2日
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の強化試合が連日、行われ、まもなくの開幕が楽しみになりました。
国際試合で変わる条件
日本と異なるボールの使用、球数制限、異なるストライクゾーンなど、さまざまな制約条件があります。
強打者ばかりを並べても、エースクラスばかりを登板させても、それでよい結果を出せるというわけではないでしょう。「部分最適の和」が必ずしも「全体最適」を実現するとは限らないというわけです。
部分最適ではなく全体最適を
打順にしてもそうでしょう。レギュラーシーズンでは一番を打っていても、今大会では三番を打つことが全体最適を実現するうえでは正解となるかもしれません。「メジャーリーガー」を下位打線に並べるという打線もそうした見方からすると正解といえるかもしれません。
「短期シリーズ」と「ペナントレースのような長期戦」では戦術、戦略が違うということがよくいわれますが、これは全体最適を実現するための条件が異なるからといえるかもしれません。
さまざまな制約条件に配慮しながら全体最適を実現していく工夫が必要になってくるわけです。この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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