Now Loading...
 
  • ブログ・鈴木 邦成

    第73回:リサイクル法総整理

    2006年4月2日

     
     
     

     循環型社会の構築により、静脈物流のさらなる整備が課題となっている。相次ぐリサイクル法の成立がそうした流れに拍車を掛けている。
    そこで今回は循環型ロジスティクスへの対応を視野に入れ、リサイクル法についての総整理を行うことにしよう。


    1容器包装リサイクル法
     家庭、事業所などから出される一般廃棄物に使われるさまざまな容器、包装材に再商品化の義務を課した法律で1995年に成立。
    2家電リサイクル法
     2001年に成立。家庭から廃棄、排出されるテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンを対象に再商品化を目的に設けられた法律。
    3食品リサイクル法
     食品廃棄物の排出抑制、再資源化の促進を目的に01年に施行。食品加工メーカー、流通、販売店などのほかに外食産業、ホテルなども対象事業者となる。
    4建設リサイクル法
     産業廃棄物の約四割を占めるという建設廃棄物を減らし、資源の有効活用を目的とした法律。新築、改装工事などを対象としてコンクリートなどの特定建設資材を指定し、分別解体、再資源化を義務付けている。
    5自動車リサイクル法
     05年1月施行。自動車と解体くずの不法投棄を防止することなどが目的。シュレッダーダスト、フロン類、エアバッグについて自動車メーカー、輸入業者に回収、再資源化を義務付けている。拡大生産者責任の原則のもとで自動車製造業者の役割、責任を明確化すると同時に長期使用、リサイクル使用可能な製品の生産を促進する。

     
     
     
     

    この記事へのコメント

     

    コメントをする

    ※コメントを投稿することにより、利用規約をご承諾いただいたものとみなします。

    内容をご確認の上、送信してください。

     
     
  •  
  •  
  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
  • 「ブログ・鈴木 邦成」の 月別記事一覧

     
  • ブログ・鈴木 邦成」の新着記事

  • 物流メルマガ

    ご登録受付中 (無料)

    毎週火曜に最新ニュースをお届け!!

    ≫ メルマガ配信先の変更・解除はこちら