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運送会社
創運システム 春田将平社長「規律ある多様性を尊重」
2020年5月1日
創運システム(埼玉県加須市)の春田将平社長は社長に就任して2年半の、若手の経営者だ。社長業として様々な団体や会に顔を出す同社長だが、意外に感じることがあるという。それは、「若手ということで期待を込めて見られることが多い。若い力が歓迎されている」という。
そんな若手の経営者として、同社長は、代表に就任する際「規律ある多様性を尊重する」ことを企業理念として掲げた。集団行動が苦手だった同社長が、より楽しく仕事ができるように決めたものだ。
「多様性を尊重したいと思っていたが、ルールがなければバラバラになってしまうと思った。仕事上の目標を達成しなくてはならず、規律の大切さを加えた」と話す。
同社は同社長の父が起こした会社で、当時は家業を継ぐという考えはなかった。
九州出身の同社長は、地元の工業高校で「画像工学」を学んだ後に上京し、出版会社で品質管理の仕事をしていた。「父親を手伝っていた兄から、『事務関係を手伝ってくれないか』と言われたこと」がきっかけで、同社に入社する。現在は、副社長となった、現場が好きな兄とともに、兄弟でいい距離感を保ちながら仕事をしているという。
原価計算やドライバーの給与計算などの事務作業を担う同社長は、工業高校時代に学んだことを生かし、自社HPまで作成している。また、自社を運営するために20代半ばで簿記2級を取得するなど、学ぶことにも積極的だ。
現在、同社では、同社長が社長に就任してから8台のトラックを増車している。
今後は大型トラックを中心に台数を増やし、3年後までに30台に増やすという計画を立てた。
そのため、同社ではドライバーは当然のことだが、他にマネジメントを行える人材の採用を積極的に行っている。同社では、他業種からの転職者も多いという。
同社長は今後に向けて、「多様な人材を採用したい。その人が得意とする仕事をちゃんと任せて、適材適所ができる会社にしていきたい」と抱負を語っている。
◎関連リンク→ 株式会社創運システム
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