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運送会社
大日運輸 連絡窓口新設し効率化、正確な対応が可能に
2020年7月31日
【大阪】働きやすい職場環境づくりと顧客満足度の向上に積極的に取り組んでいる大日運輸(門真市)の石井肇社長。配送部門において、ドライバー一人ひとりに携帯電話に加えてiPadを支給し、「インターネットを活用したやり取り」で効率化につなげているという。
グループLINEを設けて、地図や指示書など、協力会社に対しては配車表などもアップすることで、確認作業にかかる時間が大幅に削減された。また、建設現場は担当者不在の現場が多く、その場合は部材などの荷物を現場に置いておくことになるが、その置いた状態を写真撮影してLINEにアップさせている。
さらに、顧客とのやり取りでも改善が図れないかとの思いから、このほど担当者専用の連絡先と受注専用メールアドレスを新設。従来、顧客とは同社の事務所への代表電話やファクスをかけてやり取りしていたが、同社には倉庫や加工、販売、配送など多くの部署が存在するため、担当者が電話中や不在などで、なかなか連絡が取れないといった顧客が不便に感じることも少なくなかった。
担当者専用の連絡先を設けることでダイレクトにつながり、そうした不便さが改善されるという。また、受注専用メールに先に具体的な依頼内容を記載することで、より早く、正確な対応が可能になる。
顧客満足の向上とともに、入力の手間が省けるなど同社の作業効率にもつながるとして、「『情報の交通整理』に徹底して取り組んでいる」と話す石井社長。建築資材をメインに、配送サービスにとどまらず倉庫、加工、販売まで手掛けている同社において、「全てのQCD(品質、コスト、デリバリー)を上げていきたい。例えば、30分かかっていた作業が、新たな機械の導入やレイアウトの変更、作業スタッフの配置変更などを考えた結果、15分にまで短縮することができた。これからも、それぞれの部門でナンバーワンの仕事をしていきたい」と意気込みを語る。
◎関連リンク→ 大日運輸株式会社
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