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運送会社
暁興産 伊藤公一専務 独自の発想で存在感
2022年3月29日
【三重】「『安心』という言葉を大切にしていきたい」。そう静かに力を込めるのは、暁興産(伊藤康彦社長、三重郡川越町)で専務を務める伊藤公一氏。伊藤氏はコンプライアンス強化やコロナ禍などに揺れる業界において、元デザイナーという異色の経歴を生かした発想と動きでその存在感を強めている。
同氏をたずねたのは年明けまもない1月の中旬。2019年から同社の専務へと就任し、所属する県ト協青年部会では役員を務める立場で、いずれも現在は社長や部会長というトップを支える役割を担っている。
2022年については「これまで通り社内での一体感を保ちながら、もっと具体的な動きを打ち出していければ良い」と明言。またさらなる意識の向上をあげて「各スタッフが課題をもって取り組めるような形にしたい。課題と向き合うことは大変だが、それを解決していく楽しさもある」との考えを明かす。
冒頭でふれた「安心」というキーワードについては「顧客にもスタッフにも安心を与えたい。問題があったとしてもそれを意識した提案や企画を行うことで、好循環につながる」と語ってその姿勢を明示。加えてコロナに対しては社内における初動マニュアルを主導、制作している立場から、関連対策への強い意志を見せる。
一方、間近に迫った2024年問題を見据えては「これまでそのための準備を行ってきたので、今後はしっかりと詰めていく段階」と同社らしい堅実な取り組みを感じさせ、採用シーンにおいては「未経験者が増えてきている」という傾向をあげつつ社内見学を実施した際のポジティブな反応などを歓迎してさらなる深掘りへ意欲を見せる伊藤氏。マニュアルづくりや指導面等における応用をふまえて「どんな場面であってもデザイン的な発想は有効」と語る姿からは、変化や転機をポジティブな感性でとらえる同氏ならではの逞しさが伝わってくる。
◎関連リンク→ 株式会社暁興産
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