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運送会社
津田運送 荷主との関係を一層強固に
2022年9月22日
【広島】昭和31年に創業し、長年に渡ってさまざまな地場産業を運送で支えている津田運送(廿日市市)の山野井秀樹社長は、安定感と積極性のバランスを見極めながら経営の舵取りを行う。
3代目である山野井社長は22歳で家業に入った。以来28年、難しい課題が増え、様変わりする業界をつぶさに見てきた。「入社から10年ほどはドライバーや庫内作業など現場の業務に従事。当時の大阪営業所の責任者も経験したが、関わる全ての仕事を覚えようという気持ちだった」と振り返る。
同社のドライバーの平均年齢は49歳。定着率も良く、学校給食の配送部門では母娘2代で働くドライバーもいるという。取引先は大手住宅メーカーなど創業当初から長い付き合いが続くほか、近年は業務拡大のため「できることをどんどん仕掛けていこう」と新しい仕事にも積極的に着手。トラックは80台保有している。
2024年問題への対応の一つとして、社内のコミュニケーションがさらに厚くなったという。社長は午前中の決まった時間に必ず在席して、従業員と会話するそうで、「個人の能力を把握するには普段の会話が重要。困り事が起きても、互いに助け合える関係作りにも会話は欠かせない」
業界は大きな変化の時期にあるが、「従業員の給与が下がらないよう現状維持する。そのためにも荷主との関係を一層強固にし、課題解決のために一緒に考えていく」と話す。また、会社の資産形成の視点でホールディングス化も検討するなど、積極的な展開も見据えている。
◎関連リンク→ 津田運送株式会社
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