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運送会社
峰徳運輸 川口社長 「言葉より行動」の経営
2013年8月2日
【埼玉】峰徳運輸(さいたま市岩槻区)の川口敏弘社長は、来年度で社長就任10年目を迎える。4月からは埼ト協岩槻支部の副支部長を務めるなど人望も厚い同社長だが、就任当初は「何もわからず一から勉強だった」という。
ガスの配送や長距離輸送など、フリーでドライバーをしていた同社長は、30歳の時に先代社長と知り合った。10歳年上の前社長は兄貴分のような存在で、川口社長は専務として同社を支えてきた。前社長の引退により同社を引き継ぐことになったとき、「ゼロどころかマイナスで、どうしようかと思った」。
しかし、就任から2年ほどでトラックの台数を倍にし、それまでなかった大型車も導入した。運賃の面で多少我慢しても仕事を広げることに徹した。その甲斐あって、約30台だったトラックが今は70台まで増えた。
「社長業に必要なのは金と人」と同社長は言う。「最初は『リース? はぁ?』というレベル」だったと笑うが、「経営を一から教えてくれたのは(銀行の)営業マン」だったという。色々な人から話を聞く中で「コイツは信用できるなという見極めも大事」と指摘する。
また、「人」の面では「専務の存在が大きい」という。「人脈を生かして無駄のない配車をしてくれる」と、同社長の右腕として会社を支えてくれている。
経営危機も何度か訪れたが、その都度、新たな対策を施し、乗り越えてきた。今後は新事業も視野に、「言葉より行動」の経営を続けていく。
◎関連リンク→ 有限会社峰徳運輸 -
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