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    エーシートランスポート池永社長「誇りに思える会社に」

    2013年6月28日

     
     
     

     「作った人の思いを運べ」ーー。
    設立から10年のエーシートランスポート(埼玉県戸田市)の池永和義社長が荷扱いに関して社員に伝える言葉である。スポットをメーンにしているが、約2割は定期で精密機器やポテトチップスを配送。「原料のジャガイモを丹精込めて作った農家の方の顔を思い浮かべたら、ぞんざいには扱えなくなるはず。精密機器は当然、丁寧に扱わねばならないが、心を込められるかどうかは意識しないと」と話す。
     以前勤めていた運送会社ではドライバーを経て配車を担当。しかし、会社が吸収合併で大きくなり、担当分野での専属化が強くなったことが起業のきっかけとなった。「スポット以外の車両が空いていて仕事を回そうとすると嫌がる。顧客からの苦言もあり、なんとか応えたいと同僚と二人で飛び出した」。


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     社員の生活を考え、初めのころは色々な仕事を請け負った。設立1年後には運送事業の許可も下り、ようやく運送会社として動き始めた矢先、常務の友人で共に働いていたドライバーが事故に巻き込まれて亡くなった。「戦友ともいうべき仲間の突然の不幸にショックを受けた」。
     さらに翌年、信号を無視した子どもをはねてしまう事故が発生。信号無視の立証が難しく、1年近くかけて会社過失は2割と結論された。「このまま続けて良いものかと悩んだ」が、「従業員を路頭に迷わせるわけにはいかない」と継続を決心。この2つの出来事から『安全』への意識がより高まり、デジタコ、ドラレコは早くから45台全車に導入した。
     ドライバーの定着率は「配車に余裕を持たせるようになって良くなった」という。夏には保冷バッグを持たせたり、うなぎ弁当を配ったり、社員への配慮にも努めた。「ドライバーの奥さんの誕生日には花を贈っている。家族の協力は不可欠。独身者には夕食に連れ出して話を聞いたりしている」。
     現在、ペットボトルのキャップ回収事業も併営しており、キャップと異物の仕分け作業に障がい者の手を借りている。「運送事業自体は今の規模をキープし、福祉事業の仕事を拡大したい。5年以内にはドライバーと障がい者が組んで、介護ベッドや車椅子の運搬をしたい。社会貢献もしている会社として、社員もその家族も誇りに思ってくれたら嬉しい」と展望を語る。
    ◎関連リンク→ 株式会社エーシートランスポート

     
     
     
     
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