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運送会社
出岡重量運輸 新社屋が8月に稼働、「自分の代で」形に
2023年10月31日
【島根】クレーン作業と付随する重機、建材の輸送事業を手掛ける出岡重量運輸(細田貴夫社長、松江市)の新社屋が完成し、8月に稼働した。社長は「従業員や取引先関係者から『居心地が良い』と言われて嬉しい。私の代で建て替えができて安堵している」と話す。
新社屋のテーマは「和」で、木が好きという社長のこだわりを随所に散りばめた。玄関で目を引くのは高さが80㌢にもなる3本の梁だ。あえて露出させて見る人に和のインパクトを与える。社長室の内装や調度品をはじめ、木目が生きたものを選んだそうで各所が温かみを感じる造りに。
1階は事務室を中心に社長室、打ち合わせスペース、工具室、キッチン、トイレを配置。2階は30人が優に収容でき、プロジェクターを備えた会議室と書庫で構成。5年前に新設したドライバーらの休憩室とは渡り廊下でつながった。「旧社屋は平屋だったので面積は2倍に。クレーン関係は講習が多く、会議室もフル活用できる」(社長)。
また、室内の快適性と建物の保持力を高めるために、外壁から空気を取り入れる空気循環システムも採用した。外壁はコーポレートカラーの濃紺で、看板は内部のLEDライトで午後6時から深夜まで光る仕様だ。
なお、玄関正面には地元の日本画家・角田智竭氏が同社のために中海から臨む大山を描いた「輝望の朝」を飾る。社長の座右の銘である「感謝」を書家・武田双雲がしたためる作品も掲げる予定。「新社屋はまさに取引先や従業員のおかげ。感謝の気持ちを常に持ち、周りにも伝えていきたい」と話す。
◎関連リンク→ 出岡重量運輸株式会社
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