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運送会社
県南運輸 定着率向上へやりがい持てる職場を
2024年4月5日
【栃木】「ドライバーの定着率が良くなった」と話すのは県南運輸(栃木市)の相田昌之社長。今年で創業45年を迎える同社。約1年前から社内コミュニケーションの活発化や、仕事にやりがいを持てる環境づくりを進めている。
「社長になってからの数年は、社員との会話は業務に関することがほとんどだった」と語る相田社長。一時期、退職者が相次ぎ、中には相談なしに突然辞める社員もいたため、接し方を変える必要性を感じたという。
「まずは社員のことを知ろうと、会話に家庭や趣味の話なども混ぜて、事務所でのコミュニケーションを盛んにした。そうすると、各人の考え方や性格なども多少わかるようになり、仕事の割り振りや教え方にも適切な配慮ができるようになった。なによりも社内が明るくなった」と笑顔で話す。
これまで参加していなかった社内の親睦会にも現在は積極的に顔を出す。「不平・不満があったとしても直接、私に伝えることができる機会が少なかった。それらが突然爆発して退職につながっていたのかなと思う。フランクに話ができる場なら私に悩みを相談しやすいし、そうした思いを知って、改善しなければならない部分もわかるようになった」と語る。
現在は自動車部品輸送を主に手掛けている同社。相田社長は自動車エンジンの開発に携わった自身の経験を交え、運送業のやりがいを社員に伝えているという。「運送業は多くの人の役に立つすばらしい仕事。取引先や地域住民から感謝の言葉をもらった際には、社員にも共有し、モチベーションにつなげてもらえれば」と話している。
◎関連リンク→ 有限会社県南運輸
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