-
運送会社
海津運送 プル型の採用を促進、自前での人材確保へ移行
2024年6月21日
【岐阜】海津運送(山田琢哉社長、海津市)では先般行った自社公式Webサイトの全面リニューアルに伴い、今後、求人媒体等に依存しない自前による採用活動を推進していく方針だ。
求職者からの応募に関しては求人広告を展開していた頃から「広告を通した応募とそうでない応募の割合が半々くらいだった」とのことで、もともと「自前採用」の土壌が整っていたとも言える同社。人材確保をすすめるにあたって要となるのはイメージ戦略だが、2021年に山田社長がプロデュースする形で同市内にオープンさせたカフェ「ティッケル」の知名度拡大が自社のブランド力を強化したことも今回の動きを後押しした。
「求職者を引き寄せる」ための手段としては主に自社Webサイトへの訪問を促す部分に重点を置いていくが、検索エンジン上でのヒットを向上させるために同社ではSEO対策として本体とは別のWebサイトを立ち上げて採用面で効果が期待できるキーワードを盛り込みながらコラム等を投稿。地道な作業だが積み重ねによって成果につながるものとして日々の発信と更新を続けている。
また求人広告のコストに対するリターンが低いと実感したことも自前採用へ舵取りした要因とのことで、新たなスタイルでのリクルーティングが成立すれば広告掲載にかけていた費用を教育や環境整備にあてられる点も大きなメリットとなる。
山田社長は一連の動きについて、「運送とカフェで比較すると給料が低くても圧倒的にカフェでの応募が多い。つまり待遇ではなくイメージや人気が重要であることを再認識した」としてその意義に言及。また「ドライバーの一人ひとりがアーティスト」という独自の考えにもふれてプロドライバーにおける新たな価値の創造にも思いをめぐらせており、今後もあらゆる角度からのアプローチでプル型の採用を促進していく構えだ。
◎関連リンク→ 有限会社海津運送
関連記事
-
-
-
-
「運送会社」の 月別記事一覧
-
「運送会社」の新着記事
-
物流メルマガ