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    外村物流運輸 社内の意識向上に注力「夢を持てる会社に」

    2014年11月25日

     
     
     

     「地元の20代の子が当社に憧れて入社してきた」――。食品輸送を中心にフローズン、チルド、ドライの3温度帯の保管・ピッキング・輸送を展開する外村物流運輸(滋賀県東近江市)では、社内の意識向上に力を入れ、地元に根付いた事業展開している。外村善一社長(写真右)と手原謙一取締役部長(同左)に話を聞いた。
     「ドライバーの勤務時間がバラバラだからこそ、何よりも社内の絆を大切にしている」という外村社長。2003年から社内広報誌(SRC)を年4回ほど発行し、社員の家族の元へ郵送しているという。「社内報を社員に渡すだけでは家族まで情報が伝わらない。職場を知ってもらうために始めた」と話す。


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     また、26日には家族交流会を開催する。子どもらが楽しめるよう、パン食い競走、綱引き、三輪車競走、金魚すくいなど、運動会やお祭りのように盛大に行うという。交流会を担当する手原取締役部長は「24時間365日という業態だが、家族交流会の取り組みをお客さまに理解していただけたことで今回実現できた」と話す。
     家族交流会は、今から約6年前となる創立20周年以来の開催。「20周年の時に参加者にアンケートを採ったところ、『また開催してほしい』という声が多かった。毎年の開催は難しかったが、今年は社員全員の熱い思いで実現することができた」と笑みを見せる両氏。交流会では家族に倉庫などを見学してもらい、仕事の現場を見てもらうことも目的の一つ。「心も体も健全に」を目標に、風通しの良い会社づくりをすすめている。
     また、社内研修では、クレフィール湖東を借りて勉強会などを行っている。勉強会は12年目に入った。「社員に毎回、感想文を書かせているが、レベルアップしている様子が分かる」という。社内表彰も同時に行い、社員のやる気を引き出している。
     同社は平成19年のGマーク認証取得を皮切りに、グリーン経営も認証取得した。「当初は取得に関して難色を示す者もいたが、維持することで社内の士気が上がった」。デジタコの全車導入もその頃に実現したという。
     さらに、現場の意識向上を図るため、社内総会を年1回開催。責任者だけでなくドライバーにもスローガンを掲げさせる。「皆で同じ方向に向くことが大切。また、従業員の努力が報われるような環境の整備を心がけている」。
     今年度から滋ト協の副会長職に就任した外村社長。「常に勉強という心構えで取り組んでいきたい」とし、「『実るほど頭を垂れる稲穂かな』ということわざがあるように、ト協執行部、社長という地位にいても謙虚でいたい」と話す。
     外村社長は「勇往邁進」、手原取締役部長は業務の「ABC」という「凡事徹底」(A…当たり前のことを、B…ぼんやりせずに、C…ちゃんとやる)を掲げる。「社員の努力により、売り上げも順調に推移している。会社設立30周年に向け、さらに社内環境を良くして、夢を持てる会社にしていきたい」と締めくくった。
    ◎関連リンク→ 株式会社外村物流運輸

     
     
     
     
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