【愛媛】重量物の据え付け業を手がけるコウゴク重量（松山市）が始めた、出張型ＤＰＦマフラー洗浄事業が１周年を迎えた。代表の兒玉龍也氏は「県内はもちろん関西方面からの依頼も多い」と実績を伸ばしている。

同社は２０１８年に創業、２１年に法人化した若い会社だが、その柔軟性から昨年８月に「コウゴクＤＰＦクリーニング」を新事業として立ち上げた。ＤＰＦ洗浄の需要の高さを踏まえ、同じ事業を行う社長の知人から技術を教えてもらったという。

洗浄はマフラーを分解することなく、専用の薬剤を注入して汚れを落とす方法で、施工は約２時間と短いことが特長。ＤＰＦマフラーだけでなく過給機、燃料パイプライン、インテークマニホールドと４か所を洗浄する。さらにススの発生を抑え、完全燃焼目的にオイル類に添加剤を入れる。「マフラーだけ洗浄してきれいにするのは応急処置で、原因を解消したことにはならない。走りながら詰まりを防ぐことも大事」（兒玉氏）と考える。

また、最大のメリットは出張型に特化したことだ。「関西の顧客は緊急で対応してほしいとＨＰを見て依頼があった」。運行に影響しない会社の休日にも柔軟に対応できるという。

なお、出張エリアは四国、中国から関西で、２㌧車以上なら施工可能とのこと。兒玉代表は「施工例をもっと増やし、プロとして運送事業者の困りごとを解決できる存在でありたい」と話す。

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