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    アスト中本・中本社長「一気通貫型の総合物流を提供」

    2008年6月11日

     
     
     

     昨年6月に創業80周年を迎えた、総合物流企業のアスト中本(中本吉則社長、大阪府堺市)。80周年を機に、父である常男氏(現会長)からバトンを譲り受けて、吉則氏が社長に就任した。
     運送からスタートした同社だが、現在では通関や倉庫保管、ドレージ、流通加工など業態を拡大。大阪を中心に、全国に拠点を構え、自社インフラで手がけている。


     「自社インフラで品質が安定し、融通が利く。阪神大震災のとき、当社も大きな被害に遭ったが、お客様に対して『積めません』ということは1件もなかった。そのときの信用もあり、高い評価をいただいている」と中本社長は語る。
     「お客様は戦略的なアウトソーシングを求めており、高いレベルでの結びつきを考えている」と同社長。自社倉庫で、組み立てなど工場ラインの延長的な作業も行う。また、「海外製品は、サンプルはいいが、実際のものは粗悪品が混じっていることもあった」ことから、「すべての検査を倉庫でやろう」と決意。リードタイムが短縮され、調達から製造・生産、出荷まで一括して請け負う、一気通貫型の総合物流が実現したという。
     「お客様の後方支援で生きていくという信念で、倉庫、通関、路線便の手配、検査、組み立てなどすべてに取り組む。お客様はROA(総資産利益率、企業評価の総合指標)を上げないといけない。ニーズはワンストップでの仕事。お客様にとって、一元管理されることによるメリットは大きいはずで、WIN─WINの関係が生まれる」。「運ぶ」「保管する」は、同社にとっていくつかあるファクターのうちの一つに過ぎず、「ウチはこれだけは強い」ではなく、あらゆるサービスを提供できる体制を整えている。「そういう点が評価につながっているのでは」と語る。
     後方支援することで、顧客に競争優位な環境を作る。「頼りにしてもらえたら大変喜ばしいこと。荷物が増えたらこちらにもメリットがある。『運賃を上げてくれ』というだけの関係ではない。共に生き残るためにどうすればいいかを追求し、イコールパートナー、運命共同体としてお付き合いしているので、離れていかれるお客様は非常に少ない」という。
     また、中本社長は平成11年にグループ会社で物流コンサルティング・アウトソーシングを手がけるネオロジスティクス(大阪市浪速区)を設立。「運送屋として訪問しても現場の担当者としか会えない。トップ層は会ってくれない。限界を感じていた」と同社長。荷主のために物流代行などを提案したくても、「運送会社の提案営業」と取られてしまう。
     そこで、「ノンアセットで何にも縛られることなく、顧客の物流を見ることができる会社」を立ち上げたのだ。「運送屋でなく新会社で提案することで、会える層が変わった。お客様の立場で調査・分析し、課題解決策を提供するほか、実際に物流業務を請け負って管理運営をさせていただいている」。
     今年はグループ会社6社合同での勉強会を予定。「グループ各社、それぞれの強みを共有しながら、シナジーを追求していきたい。お互いの関係がより深まり、底上げにつながれば」と語る。
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    【企業概要】
    明治20年に馬力車で家業を開始。昭和2年に自動車運送業をスタートさせ、同43年、「中本運送」と法人組織に変更、平成9年に現社名のアスト中本に。売上高は、単体で約28億円、グループ全体で約50億円。
    ◎関連リンク→アスト中本

     
     
     
     
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