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    ガス器具大手のリンナイ 物流の抜本的改革に着手

    2008年9月23日

     
     
     

     ガス器具など熱エネルギー機器の開発・製造・販売で国内トップを独走するリンナイ(内藤弘康社長、名古屋市中川区)が、物流の抜本的改革に着手している。
     同社は4月、小牧市内に総合物流センターを開設。近隣の倉庫を約半分に削減し、自社独自の製品管理を実践。同社が物流サービスをアウトソーシングから自社へと転換させた理由は何だったのか。担当者に話を聞いた。


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    切り込みの入ったバース
     延床面積8640坪。同社が扱う物量全体の約30%が総合物流センター(プロロジスパーク小牧)に集まる。同社の物流改革は今から遡ること4年、物流部門が設立された平成16年に始まった。
     「まず方針と品質目標、作業要件を明確にして物流事業者に説明した」と話す生産本部物流統括室の鈴木隆一室長。誤出荷が多かった物流分野に一定のルールと数値目標を設けるとともに、目標達成に必要な物流事業者を見極め、最終的に3分の2にまで集約。
     設立当初は150PPM(PPMは100万分の1)あった誤出荷数が昨年は15PPMにまで改善。物流品質を高める上で何より重要なのがQRコードを導入した検品システム。企画当初は否定的な意見も多く、「自社で実現できないか」と企画したのが同センターだ。同センター設立の大きな役割について鈴木室長は、「製品が工場から顧客に届くまでの物流品質を上げること。そして徹底的な全体効率の追求」の2点を強調する。
     施設の特徴の一つがバースの形状。斜めに切り込みを入れることで、大型ウイング車でも横着けでき、リフトでの作業性が向上。また、「見える化」にも重点を置いた。3S3定(整理・整頓・清掃、定位置・定量・定表示)を徹底し、誰が作業をしても間違いがないように動かせる仕組みを構築。大きな特徴は、全作業でQRコードを活用している点だ。
     入出荷の各段階で、作業者が製品や床面、壁面などに貼り付けられたQRコードを読ませる。すると無線ハンディターミナルで次の作業が「見える」ようになっており、正しく作業されたかのチェックも同時に行われる。また作業が遅れていたり、何らかのトラブルが発生した場合には、すぐにモニターの大画面で状況が判別できるようにした。
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    モニターを指し示す鈴木室長
     同社の生産形態は寿司屋に例えられる受注生産方式。出荷されたものが次々に混載され同センターに送られる。QRコードは、その効率性と確実性の向上に大きな役割を果たしている。鈴木室長は、「製品管理という面での品質改善は一定の成果が出たと思う。今後3年は配送関係の改善を中心に進めていきたい」と話している。(加藤崇)

     
     
     
     
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